はじめに…
「え?今のアウト?なんで?」——
少年野球を始めたばかりのころ、正直、ルールがさっぱりわからず戸惑いました。
野球って用語も独特だし、進行も複雑に見えますよね。
私も“ゼロから”でした。でも少しずつ知っていくことで、試合観戦が何倍も楽しくなったんです。
今回は、私が実際に「これは早めに知っておいてよかった!」と感じた野球ルール&用語を10個にまとめてご紹介します!
この記事さえ読めば、応援席からの『??』は半分くらい減りますよ♪
覚えるべきルール10選
1.ストライクとボールの違い
簡単に言うと、ストライク=「打てる球」、ボール=「打てない球」です!
少年野球において、
ストライクゾーンとは「打者が打つ姿勢」で決まるホームベース上の空間で、
ここを少しでも通るボールはストライクとなり、それ以外はボールとなります。
!ストライクゾーンを理解することは、投手・打者どちらにとっても非常に重要です!
ストライクゾーンとボールゾーンの違いは、、
ピッチャーが投げたボールが「どこを通過したか」によって、
審判が判定する基準となる空間の違いです。
打者が1打席中でストライクを3つ先に取られると→「1アウト」、
ボールが先に4つになると→「フォアボールで出塁」となります。
2.アウトの数と交代タイミング
1チームの攻撃中に「アウトが3つ」になると、スリーアウトチェンジとなり、相手チームと攻撃・守備を交代します。
・例)自チームが1回表の攻撃で3アウトになる→チェンジ→1回の裏、相手チームの攻撃で、自チームは守備につく。
これを1回で両チーム行います。(1回のことを=1イニングと呼びます)
3.イニングの数
少年野球は「6回制」が基本。
つまり、6回(6イニング)で1試合が基本です。
4回が終了した時点で、正式試合としてみなされます。
時間制限(例:1時間40分や80分、70分など)が設けられている大会も多く、制限時間を超えると新しいイニングには入らず、そこで試合終了となります。
コールドゲームは、4回以降7点差や10点差など、各大会によって規定があります。
1回で5点先取で交代…等のルールがある大会もあります。
※大会や連盟によって細かいルールが異なる場合がありますので、参加する大会の規定を必ずご確認ください。
最初は他のママさんに「今何回?」と聞いてもOK!
4.スコアボードの読み方
スコアボードは、野球の試合状況を一目で把握できる情報ボードです。
少年野球でも基本的な構成や読み方はプロ野球とほぼ同じです。
左からイニングごとの得点が並び、
表=先攻、裏=後攻チームの得点を表します。
- イニングごとの得点
各イニング(回)ごとに、何点入ったかが数字で表示されます。
例えば「3 0 1 2 0 0」と並んでいれば、1回に3点、2回に0点、3回に1点、4回に2点…計6点入っているという意味です。 - R(総得点)
各イニングの得点を合計したものです。試合終了時にこの数字が多いチームが勝ちです。 - H(ヒット数)
チーム全体で、攻撃時のヒット総数が表示されています。 - E(エラー数)
チーム全体で、守備時のエラー総数が表示されています。 - B/S/O(カウント)
現在の打者のボール・ストライク・アウトの数を示します。
例えば、B2 S1 O1 なら、ボール2、ストライク1、アウト1の状況を表しています。
5.打順の回り方
打順とは
打順とは、攻撃時に各選手が打席に立つ順番のことです。
野球では、試合前に監督が9人(DH制なら10人)の打順を決め、メンバー表に書き、審判に提出をします。試合中はこの順番通りに、選手が打席に立っていきます。
途中で打順が変わることはありません(交代選手が入る場合は特例あり。
基本的な回り方
1回表の攻撃は「1番打者」からスタートし、2番、3番…と順に打席に立ちます。
9番打者(DH制は10番打者)まで進んだら、次は再び「1番打者」に戻ります。
1番から9番まで順に回り、9番の次はまた1番に戻る「輪」のようなイメージです。
これを打順が「1順する」と言ったりします。
どの回(イニング)でも、前の回の打順の続きを次の回でそのまま引き継ぎます。
・例えば、前の回が5番打者で終わった場合、次の回は6番打者から始まります。
打順ルール
まぁ滅多にありませんが、
決められた打順を守らないと「打順違反」となり、違反した打者はアウトになります。
そして試合中、打順の変更はできません。(代打や交代は例外です)。
6.ファールの判定
打球がサイドラインの外に出ると「ファール」。
ファールはストライク扱いになりますが、2ストライク後はカウントされません。
例えば①、、、
1球目ファールで、ストライク1。
2球目もファールで、ストライク2。
3球目4球目5球目が連続ファールでも、ストライクカウントは2のまま。
例えば②、、、
1球目見逃しストライクで、ストライク1。
2球目空振りストライクで、ストライク2。
3球目がファールでも、ストライク2のまま。
4球目がファールでも、ストライク2のまま。
5球目を空振りしてしまうと、ストライク3でバッターアウトです。
2ストライクまでは、ストライクとしてカウントされるのに、
それ以降はストライクに加算されずセーフにしてくれるんです。
野球の良いところなのか、悪いところなにか…面白いですよね!😊
7.守備位置(ポジション)と名前
ピッチャー、キャッチャーは何となく分かるけど、
ショート?セカンド?レフト?ライト??…てなりますよね?
分かります、分かります😭
落ち着いて、まずは、ポジション位置と名前(読み方)を覚えましょう♪
野球の守備位置は9つあり、それぞれに名前・守備番号
ついでにポジション番号までセットで覚えちゃうことをお勧めします!
※数字がポジションを表す番号になります
- ピッチャー(投手) とうしゅ
- キャッチャー(捕手) ほしゅ
- ファースト(一塁手) いちるいしゅ
- セカンド(二塁手) にるいしゅ
- サード(三塁手) さんるいしゅ
- ショート(遊撃手) ゆうげきしゅ
- レフト(左翼手) さよくしゅ
- センター(中堅手) ちゅうけんしゅ
- ライト(右翼手) うよくしゅ
最初はどこに誰がいるか混乱しがちです。
ざっくり位置を覚えてしまいましょう◎
各守備位置のポイント
- バッテリー:投手&捕手のペアの呼び名です。試合の流れを作る中心的存在になります。
- 内野手:ファースト、セカンド、サード、ショートを守るポジションの人を内野手と括ります。ゴロやバントの処理、ダブルプレーが重要です。
- 外野手:レフト、センター、ライトを守るポジションの人を外野手と括ります。フライや長打の処理、遠投が求められます。
8.ヒットとエラーの違い
通常なら守備で取れるはずの打球を捕球ミスし、アウトにできなかった場合、ミスをした選手にエラーが記録されます。
捕球が出来ても、送球でミスをし、アウトにできなかった場合、送球ミスした選手にエラーが記録されます。
捕球と送球がバッチリ出来ても、それを受け取る(捕球)する選手が落球ミスをし、アウトにできなかった場合、落球ミスした選手にエラーが記録されます。
これらはすべて、打者のヒットにはならず、エラー(E)として記録されます📝
それ以外は全てヒットになります。
捕球ミスや送球ミスや落球ミスがあっても、”エラーがなくても明らかにセーフだっただろう”とされるプレーに対しては、エラーが記録されずに”ヒット”となる場合もあります。
(厳密には、審判団がジャッジしてくれるわけではないので、スコア記録員の判断となります。)
難しいですよね😅
今のはヒットか、エラーか、最初はチームの先輩保護者さんに聞いちゃいましょう~♪
9.フォアボールとデットボール
ピッチャーの投球で、カウントがストライク3になるまでに、ボールが先に4球いくと=フォアボールとなり、1塁まで歩けます。
際どいストライク球をファールでカットし、ボール球を見逃してフォアボールを選ぶのは、出塁するための立派な作戦です。
ピッチャーの投球が体に当たった=デッドボールです。1塁まで歩けます。
どちらも無条件で1塁に出塁できます。
10.サインってなに?
監督、コーチが選手に作戦を伝えるためのジェスチャーです。選手間のサインもあります。
バント、盗塁、打つな(待て)等の作戦の合図です。
サインの内容は各チームによって様々です。(そりゃそうだ、サインが知られていたら作戦が漏れてしまいます(笑))
子どもも最初は戸惑ってるので、一緒に覚えるとGoodです◎
と、いいつつ、私は2年経ってもまだ覚えていません(笑)
子どもはいつの間にかバッチリ覚えています!!
いつの間に覚えたんだろう?子どもの吸収力って凄いです✨
最近になり、「サインが分かったらもっと楽しめるだろうな」と本格的に思うようになり、
3年目の今年は、サインを覚えてチームの作戦が分かるようになろう!と思っています!!
というのも、作戦だと分からずに”自分の子が判断ミスをした”と思い込んでしまって
母たちが我が子を怒ってしまうことが増えたんですよね😂
後から「あれはサインだから子どもは悪くないよ」と母たちに知らされることが多々…
あ、サイン覚えよう。と私が思ったきっかけでした!
まとめ
全部を一気に覚えなくても、もちろん大丈夫!
私も最初は「なんのこっちゃ??」と混乱していましたが、
見てるうちに少しずつ分かるようになりました。
お子さんと一緒に日々成長するつもりで、気楽にいきましょう♪
次回は「少年野球ママの試合当日持ち物リスト」もご紹介しますね!
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